サッカーのディフェンス戦術を養えるトレーニング

サッカーというスポーツは、相手に勝つためにいろいろな戦術があります。

オフェンスにもディフェンスにも、個人にもグループにも戦術は存在します。

その中でディフェンスの戦術を養う為に必要不可欠なトレーニングがあります。

どうボールを奪うのか、どうゴールを守るのか。

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今回の記事では、サッカーのディフェンス戦術を養えるトレーニングについて話していきたいと思います。

サッカーの戦術と戦略の違い

こんにちは!

サッカーのプレーヤーズコーチのyamatoです^^

今回の記事では、サッカーのディフェンスの戦術を養えるトレーニングについて話していきたいと思います。

その前に、サッカーにおける戦術とはどのようなことをいうのでしょうか。

戦術という言葉を調べてみると、作戦、戦闘において任務達成のために部隊・物資を効果的に配置・移動して戦闘力を運用する術(Wikipedia)

とあります。

同じような意味をもつ用語に戦略があります。

これも調べてみると

戦略とは、一般的には特定の目標を達成するために、長期的視野と複合思考で力や資源を総合的に運用する技術・科学である(Wikipedia)

とあります。

つまり、言葉の意味としては、まずはじめに戦略という目標みたいな長期的なものがあって、それを実行するための手段として戦術があるというような感じでしょうか。

戦略をサッカーでいうと、このチームはディフェンスをきっちりやって堅守速攻で勝っていくとか、ボールポゼッションを高めて主導権を可能な限り握り攻撃し続けて勝っていく、などチームがシーズンを通してどう戦っていくかという中長期的なものです。

その戦略を実行するために、グループとしてはこのディフェンスの仕方をしてゴールを守ろうとか、個人としてはこのようにボールを引き出して少ないタッチで攻めよう、というのがサッカーにおける戦術ということではないでしょうか。

戦略は戦術に比べて抽象度が高く中長期的なもので、戦術はチームや選手の具体的な戦う方法といえるかもしれません

人によってはこの戦略と戦術を一緒と考えている人もいるかもしれませんし、戦術という意味の捉え方使い方が違うかもしれません。

ですのでこの記事での戦術は、僕の考えている戦術という意味で、チームとしてのグループや選手一人ひとりの個人が、目的を達成するためにピッチの中で実際に行う具体的な行動、戦う方法としてお話していきたいと思います。

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サッカーのディフェンスの戦術とは?

では、サッカーにおけるディフェンスの戦術とは、どのようなことをいうのでしょうか?

まずサッカーのディフェンスというのは、ボールを奪うこととゴールを守ることだと僕は考えています。

ですので、ディフェンスの戦術というのは、ボールを奪う時にどのように奪うかや、ゴールを守る時にどのように守るかという手段、方法だといえます。

それは、選手一人ひとりの個人としての手段、方法でもありますし、グループ、チームとしての手段、方法でもあります。

それらを総称して、サッカーのディフェンスの戦術となります。

ですので、個人としてもグループとしてもボールの奪い方や奪う方法、ゴールの守り方や守る方法というのがディフェンスの戦術になります。

サッカーのディフェンスで身に付けたい個人戦術、グループ戦術

では実戦で戦えるサッカー選手になるためにどのようなディフェンス戦術が使えるといいのでしょうか?

習得したい戦術を個人戦術とグループ戦術に分けて書いていきます。

またそれぞれの戦術について、以前の記事でも紹介しているものに関しては、リンクにしておきますので是非チェックしてみてください^ ^

個人戦術

・アプローチのタイミング

相手との間合いの詰め方

・インターセプトの仕方

1対1の足の出し方

1対1の体の入れ方

・ディレイ(遅らせる)

・シュートブロック

・スライディング

など。

グループ戦術

ゾーンディフェンス

・マンツーマンディフェンス

・チャレンジ&カバー

・連動したプレッシャーのかけ方

・ラインコントロール

など。

他にもディフェンスの戦術というのはあると思いますが、最低限これらの戦術を理解し実行できれば、ディフェンスとしては実戦で戦えるサッカー選手になれます。

みなさんはこの中でいくつの戦術を理解し、扱うことができますか?

それがサッカー選手としてのレベルにつながります。

サッカーのディフェンス戦術を養うトレーニング

では、どのようなトレーニングを行えばこのようなディフェンスの戦術を養えるのでしょうか?

実は、ある一つのトレーニングを行えば、個人戦術の要素もグループ戦術の要素もたくさん含んだトレーニングができます。

それは2対2のトレーニングです。

中学生、高校生であれば一度はやったことのあるメニューだと思います。

この2対2のトレーニングは、非常に重要なトレーニングで、高校生でも定期的にこのトレーニングをすることによって、ディフェンスの戦術を確認しながら磨いていくことができます。

僕の指導している高校でも、ディフェンスの意識を高めたい、もう一度個人、グループとしてディフェンスの戦術を確認したいと思った時には、必ずこのトレーニングを行うようにしています。

ではこの誰もがやったことのある2対2のトレーニングにどのようなディフェンス戦術の要素が含まれているのでしょうか。

個人戦術から見ていきましょう。

2対2のトレーニングは、言い換えれば1対1が2つあるともいえます。

自分の目の前にある1対1の局面ではどのように足を出すか。

どういう間合いの詰め方をするか。

どういう体の入れ方をするか。

インターセプトは狙えるか。

ディフェンスの優先順位は守れているか。

1対2の状況になった場合にはどう対応するか。

などの個人戦術が求められます。

次に、2対2をグループ戦術として見ていきましょう。

マンツーマンディフェンスで守り相手を離さないようにするのか。

ゾーンディフェンスでマークを受け渡しながら行うのか。

ラインをコントロールしてコンパクトを作るのか。

チャレンジに対してのカバーのポジションは的確か。

ファーストディフェンダーの限定に対してセカンドディフェンダーが狙いを持てているか。

コーチングがかかっているか。

などなど、グループ戦術の要素も網羅されています。

さらに、トレーニングの方法を、ドリブルでのライン通過にすれば、より1対1の対応やカバーリングの戦術を磨くことができますし、ゴールをつけておこなえば、シュートコースを切ることができるか、シュートブロックができるかなどのディフェンス戦術も養うことができます。

トレーニングの設定次第でもいろいろな戦術を養うことができるのです。

2対2はすべてのディフェンスの基本です。

人数が増えて、4対4や6対6でも、それぞれ2対2が2つ、3つになっただけです。

サッカーの実際の試合も一緒です。

11対11は2対2のディフェンスがたくさんあると言えます。

ツートップのディフェンス、中盤の選手のディフェンス、ディフェンスラインのディフェンス、これらはみんな2対2として考えることができます。

横の関係だけでなく、ボランチとセンターバックや、サイドハーフとサイドバックの縦の関係なども2対2として考えることができます。

ですので、2対2のトレーニングをしてディフェンスの戦術を養うことができれば、実際の試合でもその戦術を実行できるようになるのです。

まとめ

サッカーのディフェンスにおける戦術を養うことができる2対2というトレーニング。

このトレーニングはサッカーのディフェンス戦術の要素がたくさん詰まったディフェンスにおける大切なトレーニングです。

意識次第でいろいろなディフェンス戦術を養うことができます。

みなさんもディフェンス戦術を養いたいのであれば本気で意識してこのトレーニングに取り組みましょう!

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