うちのチームはすぐに失点する。
オフェンスはいいがディフェンスがよくない。
だから、なかなか勝てない。
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そう感じている、指導者、選手のみなさん。
ディフェンス練習をメニューにいれていますか?
ディフェンスは練習すれば必ず改善することができます。
今回は、サッカーのディフェンス練習をメニューにいれることの大切さについて話したいと思います。
指導者の方も必見です^ ^
サッカーにおけるディフェンス練習の必要性
こんにちは!
サッカーのプレーヤーズコーチのyamatoです。
今回の記事では、ディフェンス練習をメニューいれることの大切さについて考えていきたいと思います。
サッカーというスポーツは、バスケットみたいに、一つの試合でそんなにたくさんのゴールというのは生まれません。
どちらかというと1点を争うスポーツです。
だからこそ、ゴールの瞬間は盛り上がりますし、なんともいえない最高の瞬間となります。
そしてゴールを決めて勝つとよりサッカーが楽しくなります。
そんなサッカーの中で、チームとしてディフェンスが弱く、簡単に失点してしまうというチームは勝つことが難しくなります。
1失点すれば、勝つには2得点が必要になります。
サッカーで2点をとるのは大変なことです。
リスクを冒して点を取りに行けば、追加点を入れられる可能性も高まります。
たとえ先制することができても、簡単に失点してしまえば、先制点は意味のないものになってしまいます。
サッカーというゲームに勝つことにおいて、ディフェンスを強化することというのは必要不可欠なのです。
リーグ戦などで、上位に入るチームは失点が少なく、簡単には負けません。
勝つことはできなくても、最低引き分けにし、勝ち点を少しづつでも積み上げていきます。
ですのでディフェンス練習というのは、勝負にこだわる上では大切なことになってきます。
それに、オフェンス練習より、ディフェンス練習の方が、練習したことが効果として現れやすい傾向にあります。
ディフェンスは練習すれば必ず良くなります。
ディフェンスの練習を軽視せずにしっかり取り組んでいきましょう!
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ディフェンス練習は効果がでやすい
先ほどの項で、オフェンス練習より、ディフェンス練習の方が効果が現われやすいと言いました。
それはなぜかということについて話したいと思います。
まず1つ目に、ディフェンスというのは、オフェンスと違い、ある程度原理原則に基づいてプレーすれば、改善することができるからです。
オフェンスはどちらかというと、その場のひらめきが重要です。
状況が把握できていない選手、ひらめいたプレーを実行に移すことができる技術を持っていない選手、そもそもひらめかない選手というのはなかなか結果を出すことが難しいです。
それに比べて、ディフェンスというのはある程度の決まりごとがあるので、その通りに動くことである程度の改善がみられます。
もちろん、相手によって臨機応変に対応しなければいけない時も多々ありますが、基本的な考え方、動き方はあるのでそれを実行すれば改善に向かうのです。
2つ目に、ディフェンスはボールを持たなくていいと言うのがあります。
オフェンスは、ボールを保持し、それをゴールまで運んでいくボールコントロールや状況判断の技術が必要になってきます。
技術を上げることが大切です。
技術を上げていくことはできますが、積み重ねが必要で時間がかかる場合があります。
それに比べて、ディフェンスというのは、ボールを持っていませんので、自分の体を原理原則に基づいて動かすことができれば成立するのです。
もちろん、その後には、ボールを奪う技術や、奪った後に攻撃につなげていく技術は必要になりますが、簡単には失点しなくなります。
簡単に失点しなければ、勝つ可能性も見えてきます。
ぼくの指導している、高校サッカー部は、トップチームにはある程度技術レベルの高い選手が揃っています。
しかし、Bチームの選手になると、サッカーを始めたのが遅い選手などもいて、技術的には劣っています。
そんなBチームの選手たちでも、トップチームに勝つこともあります。
それはやはり、一生懸命ディフェンスするからです。
サッカーは相手の方がうまければ、相手がボールを持って主導権を握る時間が増えます。
しかし、その時にディフェンスの意識のあるチームは、主導権を持たれているのでなく、相手にわざともボールをまわさせているんだという感覚でディフェンスをし続けることがでます。
そうすれば失点を防ぐことができ、少ないチャンスをものにすれば、勝つ可能性だって出てくるのです。
サッカーではよくあることです。
ボール支配率が高ければ勝つとは限りません。
サッカーのおもしろいところですね^ ^
ボールを持つ技術がなくても、ディフェンスはできます。
ちゃんとした練習メニューを組んでいれば、必ず効果として現われてくるのです。
ディフェンス練習をメニューに入れることのメリット
ディフェンス練習をメニューに入れることのメリットとして、チームにディフェンスの意識を植え込むことができるというのがあります。
ディフェンスというのは、やらせたくないという意識を持つ選手が増えるだけでも、良くなります。
ぼくはディフェンスというのはオフェンスよりも気持ちでカバーできる部分があると思っています。
例えば、球際のところを絶対に負けないという気持ちで臨んだり、最後のシュートブロックの場面で体を投げ出して、体のどこかにボールを当てたり、
やられたくないという気持ちが強ければこのようなプレーは自然と出てくるのです。
そういうプレーの積み重ねが、相手にプレッシャーを与え、結果的にシュートをブロックできたり、ブロックできなくても、相手がシュートを外すことにつながったりしてくるのです。
ポジションによっては、そんなにディフェンスのことばかり考えていられないポジションもあると思いますが、
しかしディフェンスの練習をチームで行えば、守備の意識の薄い前線の選手にもディフェンスをすることの重要性を植え込むことができます。
チーム全体でディフェンスの意識があるかどうかというのはとても大切なことだと思います。
チームでディフェンス練習をして、その意識を高めていきましょう!
ディフェンスの練習メニューを組む時に考えるべきこと
では、どのようにディフェンスの練習メニューはくまれるべきでしょうか?
練習メニューを組む時に一番に考えなければいけないのは、試合を分析して課題に沿った練習メニューになっているかどうかということです。
この課題を分析してそれを落とし込んだ練習メニューでないと、ディフェンスはいつまでたっても改善されません。
みなさんのチームは、どのように失点していますか?
また、どのように崩されていますか?
どこから崩されていますか?
前線の守備、中盤の守備は機能していますか?
などなど、まずはみなさんのチームのディフェンス時の課題を明確にすることが大切です。
それを踏まえて、なるべく同じシチュエーションがでて、課題を改善できるような練習メニューを組まなければなりません。
その時にチェックするべきはまずは失点シーンです。
なぜ、失点につながったのか、最低でも1分前のプレーまでさかのぼって分析する必要があります。
次にチェックするべきは失点はしていないが、シュートまで行かれているシーンです。
なぜ、シュートまで持ち込まれてしまったのかというのを分析しましょう。
そのほかにも、シュートは打たれていないが、ピンチになりそうだった場面などを分析して、自チームにおける課題を明確にすることが大切です。
例えばですが、1対1のディフェンスが軽くて、失点につながっているというのなら1対1の練習をしなければなりません。
そして、それはどこのエリアでのことなのかを考えなければなりません。
最前線のFWのところなのか、サイドなのか、ゴール前なのか。
なるべく同じ状況で練習することが大切です。
ディフェンス時の課題が個人でなく、グループである時はそのグループで行うと良いでしょう。
サイドからのクロスでボールウォッチャーになっているのが原因ならクロスの対応の練習をしなければなりません。
このように、各チームの課題に沿った練習メニューを組むことで、ディフェンスの修正が可能になります。
よくあるディフェンスの課題
では最後に、よくあるディフェンス時の課題を書いておきますので、自分のチームにあてはまらないかチェックしてみてください。
・1対1が軽く、抜かれて崩される
・カバーリングがいない
・ディフェンスラインの背後の意識がうすく裏をとられる
・ディフェンスラインが人に食いつきすぎて、スペースを与えてしまう
・FW、MFのプレスバックがない
・前線のチェックが緩くボールホルダーに対してコースを限定できてない
・DF、MF、FWのライン間がコンパクトでない
・ディフェンスラインがばらばら
・サイドからのクロスに対してボールウォッチャー
・キーパーのポジショニングが悪い
・ディフェンスラインとキーパーの連携ミス
・セットプレーのマークミス
・ボールの失い方が悪い
・クリアミス
・せめている時のリスク管理のあまさ
などなど、あげればきりがありませんが、このようなことが分析されて、その課題に沿った練習メニューを組むことができればディフェンスは改善されていくでしょう!
まとめ
サッカーにおけるディフェンス練習のメニューというのはとても大切です。
それは、サッカーというスポーツにおてい簡単に失点をするチームは勝つことが難しいのでディフェンスの強化というのが勝敗を左右するからです。
そしてディフェンスというのは、自チームの課題に沿った練習メニューを組めば必ず改善します。
それはディフェンスというのが、原理原則に基づいて、体を動かすことができれば誰にでもできることだからです。
ボールを扱う技術が高くなくても、できることなのです。
チームとしても、個人としても伸び代がある分野だと思います。
ぜひ、チームの課題に沿ったディフェンス練習をメニューに入れてチームの強化を図ってください^ ^
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