皆さんは、体幹を鍛えるトレーニングをしていますか?
サッカー選手にとって体幹を鍛えることは多くのメリットがあります。
みなさんも、体幹を鍛えることで得られるメリットを理解したうえでトレーニングをしていきましょう!
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今回は、体幹を鍛えることで得られるメリットについて話していきたいと思います。
体幹を鍛えるとは
みなさん、こんにちは!
サッカーのプレーヤーズコーチのyamatoです。
今回は、サッカー選手が体幹を鍛えることで得られるメリットについてお話していきたいと思います(^^♪
そもそも、体幹とはなんでしょうか?
体幹は、字の通り、体の幹(ミキ)となる部分です。
つまり、手や足や首を除いた、胴体の部分を体幹といいます。
その体幹についている筋肉(外から見えるアウターマッスルや、体の内側にあるインナーマッスル)を強化すること
その筋肉を使えるようにすること
この2つが、体幹を鍛えることだと僕は思っています。
だから、ただ腹筋や背筋などの筋トレをおこなって、筋肉をモリモリにすることだけが体幹を鍛えるということではなく、
アウターマッスルや、インナーマッスルをプレーするときに使えるようにすることが体幹を鍛えることだということです。
よく、腹筋を毎日○○回やって、6つに割れているから、俺は体幹が強いんだ!と勘違いするひとがいます。
(ちなみに、僕も昔はそうでした)
そうではなく、もちろん体幹部の筋肉量を増やすことは重要なことなのですが、それらをうまく使って、体の動き、つまりパフォーマンスにつなげていくことができてはじめて体幹を鍛えているということになると思います。
以前の記事でも話したのですが、体幹が強くなるには3つの要素が必要です。
1、体幹の機能を高める、腹筋群の筋量を増やす
2、その体幹が機能した状態で、力が発揮できるようになる
3、その力発揮をプレーで活かせるようになる(あらゆるサッカーの動き、フィジカルコンタクトなど)
この3つの要素どれが欠けていても、体幹は強くなりません。
特に1番の筋量を増やして満足している人が多くいるように思います。
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正しい、体幹を鍛えるという認識のもとトレーニングをして、パフォーマンスにつなげていきましょうね^^
体幹を鍛えることで得られるメリット1
では、ここからはサッカー選手が体幹を鍛えることで得られるメリットについて話していきます。
メリットは大きく分けると2つあります。
まず一つ目は、けがを予防したり改善したりすることができるということです。
(これはサッカー選手にかぎったことではないのですが。。。)
体幹を鍛えると、手や足を効率よく動かすことが可能になります。
それは体幹部の筋肉と四肢の筋肉がうまく連携し、スムーズに動作を行うことができるということです。
そうすると、例えばロングキックの練習や強いシュートの練習をしたときに、足の筋肉だけではなく、体全体のばねを使ってボールを蹴ることができ、四肢の筋肉系の故障を防ぐことができます。
強いキックをたくさん練習したときに、足の筋肉だけでボールをとらえていたために、ももの前の筋肉や、内転筋を痛めてしまったという経験がある人も少なくないはずです。
中学生や高校生に多いと思うのですが、僕も昔、ボールを蹴りすぎてももの前を筋断裂したことがあります。
これは、体幹を鍛えていなかったため、足の力でしかボールを蹴ることができずに、四肢の筋肉に無理がかかっていたためでした。
体幹を鍛えると、それらのキックを体全体で行うことができるようになり、四肢の筋肉への負担が少なくなります。
ですので、ボールを蹴りすぎての、筋肉系の故障というのが、ある程度予防できるようになります。
また、体幹を鍛えると、姿勢がよくなります。
それが、長年の悪い姿勢からくる、腰痛などの故障の改善にもつながります。
その一例がサッカー日本代表の長友佑都選手です。
長友選手は、大学時代、筋力トレーニングのやりすぎで椎間板ヘルニアになっていしまい、思うようにプレーできていなかったそうです。
そこからトレーナーに言われ、本格的に体幹を鍛えはじめたことによって、インナーマッスルが鍛えられ腰椎が安定し、腰痛の改善につながったのです。
このように、体幹を鍛えることは、体を安定させ、姿勢を良くし、けがの予防や改善ができるというのが一つ目のメリットになります。
体幹を鍛えることで得られるメリット2
では体幹を鍛えることで得られるメリットの2つ目ですが、
これは、おおまかにいうと、サッカーのパフォーマンスを上げることができるということです!
そんなの知ってるよー、当たり前じゃんーとがっかりした人もいるかもしれませんが。。
しかし、一番のメリットはやはりパフォーマンス向上だと思いますし、皆さんもそのために体幹を鍛えていると思います。
どんなスポーツでも、体幹を鍛えることでパフォーマンスは向上すると思うのですが、
ここからは、サッカーにおけるパフォーマンスがどう向上していくのかについて話していきたいと思います。
それを意識して体幹を鍛えるだけでも効果は全然違ってくると思います。
ではまず1つ目です。
フィジカルコンタクトに強くなる
これは、なんとなくわかると思うんですが、ある程度の体幹部の筋肉があり、それをうまく使えるようになると、体が安定します。
そうすると、相手が体をあててプレッシャーをかけてきても、からだのバランスをくずすことなく、プレーをすることができます。
敵、味方が入り乱れて行うサッカーというスポーツは、体が安定している状態でのプレーというのはとても少ないです。
特に両方のゴール前ではスペースもなくなりますし、プレッシャーも早くなります。
そういう中でプレーするときにバランスを崩しがちになり、ミスが誘発されるのですが、体幹をしっかり鍛えていればバランスを崩すことなくパフォーマンスにつなげることができます。
このフィジカルコンタクトに強くなるという意味は、相手に激しく体をぶつけられても、跳ね返せるという体幹の強さもあるのですが、
相手のフィジカルコンタクトの強さを利用して、体を運んでいくことができる!という意味もあります。
どういうことかというと、相手のパワーを、もろにくらってそれを跳ね返す体幹の使い方だけでなく、
その相手のパワーをそのまま、自分のものに変えてしまうということです。
こちらのメッシの動画を見てください。
この動画の中で、メッシは相手選手に体をぶつけられたときに、それに対抗して相手を吹き飛ばすのではなく、
その押された力を利用して、自分の体とボールを運んでプレーしています。
これは、メッシのしなやかな体幹がそれを可能にしていて、とてもうまく体を扱えているといえます。
特に背中やお尻の使い方がメッシは上手です。
メッシのお腹は、クリスティアーノロナウドのようにバキバキではありませんが、体幹のしなやかさがあるので、このようなプレーができるのです。
体幹を鍛えればこのような、フィジカルコンタクトに強くなるというメリットがあります。
ボールコントロールがうまくなる
サッカーのパフォーマンスが向上するメリット2つ目は、ボールコントロールがうまくなるということです。
これは、ボールを止めるトラップもそうですし、パスやシュートに使うキック、ボールを運ぶドリブルもうまくなります。
サッカーは基本的にはボールを足でけるスポーツですが、その足を動かしているのは体の中心である体幹です。
つまり、体幹を鍛えることで、四肢(手や足)を上手に動かすことができるのです。
そして、ボールコントロールなどは体全体を使って体の軸でボールを扱う感覚が体に入るととても安定します。
体幹を鍛えることによって、四肢を上手に効率よく動かすことができるようになるとボールコントロールが安定するのです。
コントロールでは、足に力を入れるのではなく、体の中心でとらえる感覚が入るとピタッと止まります。
キックも体全体を使って軸でけることで、思ったところに蹴れるようになります。
ドリブルも、ボールと一緒に思ったところに体を運べるようになります。
とにかくサッカーにおける基本的な技術である、止める、蹴る、運ぶが安定してくるのです。
状況判断がよくなる
サッカーのパフォーマンス向上のメリット3つ目は、サッカーにおける大切な要素である状況判断がよくなるということです。
なぜ体幹を鍛えると状況判断がよくなるのかというと、体幹を鍛えることによって姿勢がよくなるからです。
姿勢がよくなると、顔が上がります。
顔が上がると、見えるものが増えます。
見えるものが増えるということは、状況を判断する材料が増えるということです。
その中からプレーを選択するので、選択肢も増え、プレーの幅が広がりパフォーマンスを向上させることができるのです。
以上が体幹を鍛えることで得られるメリットになります。
まとめ
サッカー選手が体幹を鍛えることで得られるメリットというのは細かく言えば、たくさんあると思います。
今回は大きく分けて2つ、けがを予防、改善できるということと、サッカーにおけるパフォーマンスが向上する(コンタクトに強くなる、ボールコントロールがうまくなる、状況判断がよくなる)ということについて話していきました。
これ以外にも、足が速くなるや、体が疲れにくくなるなど、たくさんのメリットがあると思います。
みなさんもこれらのメリットを常に意識しながら、体幹を鍛えてパフォーマンス向上につなげていきましょう^^
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